◯◯ハラスメントとか何とか

やれパワハラだとか
やれセクハラだとか
最近その当事者ではない第三者が「この行為は◯◯ハラだと認定される!」と騒ぎたてるような事件が多いと思う。


例えば

 1.AさんがBさんに何か言った

 2.Bさんがそれを不快に感じた

 3.BさんがAさんに「それは不快だから止めて欲しい」と伝えた

 4.Aさんがそれを聞いてもなお、Bさんに対してその不快と言われた行為を続けた

というような状況になって初めて「ハラスメント=嫌がらせ」は成立するのではないのか?


しかし最近のケースを見ていると、前述の1~4のうち1の事実だけ捉えて「それは◯◯ハラだ!」と騒ぐケースが多い。

同じ言葉でも、状況によって相手(前述の場合ならBさん)の感じ方は違う。

ハラスメントというのは、「当事者間の問題」であろう。

前述の例に沿って言えば、2でも3でもハラスメントは成立しない。


1の段階で、Aさんに「Bさんを不快な思いにさせてやろう」という思いがあったかは、Aさんにしか分からない。

「推察」は出来ても、誰も「断定」は出来ない。


2の段階で、BさんがAさんの発言を不快に感じたかどうかも、Bさんにしか分からない。

これも「推察」は出来ても、誰も「断定」は出来ない。

誰かが「嫌だ」と感じたとしても、Bさんも嫌だと感じるという根拠は無い。


3の段階で、Bさんが自分がどう感じたのかを言葉にしたことで、初めてAさんや周りの人間は「Bさんが不快だったのだ」と「断定」出来る。


そしてここでAさんが「不快にさせる気はなかったのだ、申し訳ない。」と謝罪し、行為を中止すれば、「嫌がらせ」にはならないだろう。

仮に「Bさんが不快だったのだ」と「断定」出来たとしても、「1」以前に例えばBさんがAさんに迷惑をかけた等の事実があり、AさんがBさんを叱ったり嗜めたりしているのであれば、余程のことが無い限りそれについてBさんが「不快」を訴えること自体が筋違いだ。

(「悪いのは私ですが、あなたの叱り方が不快です!」は正当な主張とは言えない。「不快」ではなく「不当」ならあるかもしれないが、元々Bさんが何をしでかしたのかによって判断は変わる。)


そして4の段階まで来て、つまりBさん側には非が無く、かつBさんがAさんの行為を嫌がってることが明確に伝えられているにも関わらずAさんが不快な行為を続けているという状況になって初めて「それは嫌がらせ=ハラスメントだ」と断定出来るのだと思う。

これらの段階をすっ飛ばして、周りの人間が「◯◯ハラだ!」と騒ぎ立てるのは、お門違いも甚だしいと感じるのだけど、やはり「お門違いじゃない!」って意見も出てきたりするんだろうなぁ。


僕はそういうの不快だからやめておいてね。

「不快だ」と宣言したからね。

それでも言うなら、、、



思ったことなど置いてみる

隻(seki)といいます。 上級システムアドミニストレータ。バイク好き。写真好き。 バイクはYAMAHA TRX850。 カメラはOLYMPUS E-M5

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